写真術 No.17 背景を整理する | 風呂猫 [CAT PHOTO ART]

写真術

写真術 | No.17 背景を整理する

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アマチュア写真でありがちなのが、全体の構図や猫の表情はとてもいいのに、背景がうまく整理されていないのでゴチャゴチャしているもの。写真の中の情報量が多すぎて、主役の猫の魅力が前に出て来ないのです。(もっとも、逆に言えば、とてもパーソナルで家庭的な写真で、温かい感じがします。その家の様子や家族の趣味・性格などが想像できて、見るものに「写真を読む」楽しみを与えてくれますね。)

さて、背景をうまく整理すると、伝えたいものがグッとクローズアップされて印象の強い写真になります。

室内の壁が白っぽい時は、これを利用するのが手っ取り早いですね。猫が壁を背にした時に撮るのがよいでしょう。白い背景は、猫の全身を明るく見せる効果があります。その際、周囲に散らばった新聞・雑誌や雑貨のようなものはちょっと他のところに除けておいてください。できるだけ余計な物のない空間にいる猫を撮るのが基本です。出来上がった写真は、愛猫が視線を一身に集める存在になるでしょう。

また、掲載写真のように、光のコントラストの差を利用する方法があります。室内は暗く、窓から差し込む光で猫だけが強調されているものです。
こんな条件で撮ると、背景が多少ゴチャゴチャしていてもあまり気になりません。