2006年出展作品

猫のスポット -大賞受賞作品-

猫は、ダンボール箱、紙袋など自分の身体にはまりそうな所に入ります。夏になると我家の猫も素焼の形にスポッとはまりこんで眠っていました。
それを思い出して猫のスポットを作ってみました。猫を招き入れる猫の為の快適空間を目指しました。

作品番号
96
作品概要
サイズ:幅43×奥行46×高さ20cm
     幅41×奥行38×高さ21cm
素材:陶器

和田 芳 / Kaoru Wada

陶芸作家

プロフィール

多治見工業高校専攻科を卒業後、グループ展ではじめて猫ものを発表して以来、すっかり猫ものにはまってしまっている。
実際2匹のトラと白猫を飼っていて、日々しぐさや行動を楽しんでいる。
猫グッズは箸置き、器、置物、などいろいろ作っている。
でも、猫ばかりではなく練り込みの作品も好きで作っている。

経歴


多摩美術大学グラフィックデザイン科卒
多治見工業高校専攻科 陶磁科学芸術科卒
1999、2000 雑誌 「ねこ雑貨」で作家紹介
1999より 伊丹市立工芸センター常設展出品
2001より 札幌芸術の森常設展出品
2002 「CAT TABLE 猫の器展」出展 (ギャラリー猫町、丸善広島本通店、
丸善静岡センター店、丸善仙台一番町店、丸善津田沼店)
7月20日〜9月1日おもだか屋アートステージ「福ネコと森の仲間たち」展出展
瀬戸かわらばんやにて猫展
丸善なんばOCATギャラリーにて、染・陶・布絵三人展
その他グループ展

肥後大津女流陶芸展 奨励賞
ビアマグランカイ2 入選
朝日現代クラフト展 入選
日工会展 入選
第35回 日展入選
第1回子供茶碗展 入選

第7回日本招き猫大賞

第7回「日本招き猫大賞」は、2006年9月に開催した第8回平成の招き猫100人展に出品された作品の中から、来場者、インターネットでの投票と審査委員の選考の結果、和田芳作「猫のスポット」に決定しました。

受賞理由

 「猫を招き入れる快適空間」というアイデアが、手招きしている陶の大鉢という造形的にも楽しい作品に結実している。白化粧仕上げのナチュラルな色調も好もしい。
 狭いところを好む猫の習性、夏の暑さにもひんやりとしている陶の素材特性を活かし、今までにないユニークな「猫のための招き猫」が誕生した。
 「猫のスポット」にすっぽりとはまりこんで眠る愛猫の姿に、飼い主は癒されることだろう。猫の幸せは家族の幸せを招くのである。

大賞受賞者個展

大賞作家・和田芳さんの個展は「第12回 来る福招き猫まつりin瀬戸」期間中の2007年9月22日・23日の両日、愛知県瀬戸市の新世紀工芸館のギャラリーで開催しました。