日本招き猫大賞

もりわじん作「あたまが温泉・猫女将」(元祖「日本招き猫大賞」)

1999年に愛知県瀬戸市の市制70年を記念して開催された「平成の招き猫70人展」。全く異なるジャンルのアーティストが「招き猫」というひとつのテーマに結集した「70人展」は、大きな反響を呼びました。それまで一般的だった「小判を抱えた縁起物」というイメージに縛られず、それぞれが自由に発想、表現したことで招き猫の新たな可能性が広がったと言えるでしょう。

2000年からは、100人の作家による創作招き猫公募展とし、名称を「平成の招き猫100人展」と変更。また、2000年から最優秀作品を「日本招き猫大賞」としてその栄誉を讃えることになりました。

さらに2013年には「にっぽん招き猫100人展」と名称を変更し、時代や国境を超えて福を招く普遍的な創作招き猫展を目指しています。

アートはそれぞれの作者の個性や感性を作品という形で表現したもので、本来、投票や評価という行為はなじみませんが、見る人が「投票」というかたちで関わることで、より深く作品世界に触れることができると考え、参加作家の方々のご了解を得たうえでこのようなかたちを採らせていただいています。 審査員による審査、会場を訪れた一般観覧者による投票、インターネットでの投票を総合して、その年の「今」を最も反映した大賞作品を決定します。

「平成の招き猫70人展」(1999年)会場投票で一番人気が高かった作品が、もりわじん「あたまが温泉・猫女将」。